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【ライター日記公開】低単価なのに激ムズKWで途方にくれた日

ライター日記公開 低単価なのに激ムズキーワードで途方にくれた日

Webライター時代の日記を振り返る第三回目。
クライアントワーク2件目、難関キーワードに手こずっていた頃の日記である。

目次

2023年5月6日の日記

いいとこ終わった?のか、わからないけど、前回と変わらない。
違うのは、時間がたっぷりあったこと。
なのに、ギリギリだし、内容も、どうなの?
わけわかんなくなってるかも。
難しかった。キーワードが。
これ、初心者には、キビしかった。たぶん。
みんなこんなのやってるの?やってないよね?
しんどいわ。これが続くと思うと。
これだけやって、5,000円とか。キツすぎる。
嘆いたところで、わかってくれる人はいない。

どころか、みんな引いてる。
周りは、味方?は味方なんだけど。
孤独。
悩みを分かち合いたい。
やっぱり、コンサル受けようかな。

キーワード:検索キーワードのこと。
クライアントから文字数とともに指定されるので、そのキーワードで検索上位を取れるような記事を書く。

内容解説

初案件から間を開けずに、クライアントから2件目の依頼が届いた。

継続して依頼されたことも、キーワードが難しくなったことも、ライターとして認められたと考えれば喜ぶべきなのだろう。
ただ、単価と文字数は変わらないのにリサーチ量だけが倍増したため、初案件よりもさらにキツく感じた。
記事一つにこれだけの時間と労力をかけても、報酬はたったの5,000円。

成功者はみな、このような経験をするのだろうか。
それとも、わたしの仕事選びがまずいのか。
悩んでいても納期は待ってくれない。

ふりかえり①ジャンル選びは大事

得意ジャンルがあれば、Webライターとしての成功率は上がる。このことはすでに書いた。


わたしには「書けるジャンル」がなかった。

ライターを始める前から気づいてはいたが、それでも一年はチャレンジしてみようという思いで
火を吹きながらやっていたわけである。
しかし執筆ジャンルに関する基礎知識があるのと無いのとでは、効率の面であまりにも違いすぎる。

2件目で提示されたキーワードは「ESG」だった。
世の中にどの程度浸透している言葉なのかはわからない。もしや社会人なら知っていて当然?
わたしは聞いたことがなかった。

しかし「知らないので書けません」とは言えない。
わかりました!と自信満々に引き受け、怒濤のリサーチ地獄に突入した。

ただでさえリサーチはしんどい。
競合記事の検索から資料の引用まで、気が遠くなるような作業をひたすら繰り返し構成を練る。
読まれる記事に仕上げるためには重要なフェーズなので、時間をかけるのはまぁしょうがないとして
問題は初めて聞くような用語をキーワードとして指定された場合である。

キーワードを知らないとなれば、まずその意味から調べなければならない。
これがもう超ウルトラしんどい。(死語?)

「ESG」を調べただけで知らない言葉がたくさんくっついてくる。
「SDGs」はまだいいとして「CSR」だの「PRI」だの。
もはや何を調べているのかわからなくなるレベルだ。
もともと投資活動にて生まれた言葉だそうで、そこらへんの知識があればもう少しすんなり書けたのかなと思う。

土台ゼロの状態から書き上げるのは想像以上に厳しい。
たしかに勉強にはなる。学んで満足することがゴールならばよいが、残念ながらこれは勉強ではなく仕事。仕事をして報酬をもらうこと(記事が検索上位に掲載されること)がゴールだ。

「◯◯(キーワード)ってなんぞや?」を解決する時間は省けるだけ省きたいものである。

ふりかえり②仲間がいないとつらい

泣きたい気持ちを打ち明けられるライター仲間がいないと苦しい。

当時、安定した職を手放してWebライターに挑戦した。
その話を何人かにはしたが、わかりやすくバカにしたり批判したりする人はいなかった。みんなとてもいい人だった。
ただ、心から応援してくれる人もいなかった。
反対はしないけど賛成もしない。特に興味もない。そんな感じ。

Webライターと言われてもピンとこないほうが当然だと思う。
だから悩みを話したところで通じない。
悩みを共有するなら同じ仕事をしているライター仲間がいい。
しかしわたしはライター仲間を作らなかった。

一応コミュニティには属していたので、質問すれば必ず誰かが答えてくれるし
コンサルを受けようと思えばいつでも受けられる環境に身を置いていた。
今となってはその恵まれた環境をフル活用できなかった自分が残念でならない。
気持ちをわかってくれる人(わかってあげられる人)がいたらどんなに心強かっただろうと思う。

おわりに

この日記の時点で、まだ2件しか仕事をしていないのだが
報酬以上のことをしているのではないかというもどかしさを自覚していた。

とはいえ、完全未経験から始めた無名の自称ライターでしかない。
疑問をぶちまけたところで身の程を知りなさいと言われて終わるだろう。
苦しいなら別なクライアントを探せばいい。
渾身の記事を実績として公開し、もう少し単価の高い仕事をねらいに行けばよいのだが
実績公開NGの場合はそれもできない。

そもそも希望してビジネス記事を執筆しているというのに
得意ジャンル(と思い込んでいたもの)でつまづいているのだから話にならない。

この日記を書いていた頃はとりあえず数を重ねるしかないと思っていたけれど
それだけがすべてではない。
たとえ初心者であっても、次にどうつなげるかを考えながらの仕事選びが重要だと思う。

わたしの失敗が誰かの成功につながりますように。
ご覧いただきありがとうございました。

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