仕事上の人間関係は煩わしい。
しかしそれは、仕事がある前提だからいえることでもある。
Webライターは在宅で仕事ができるからストレスフリー?
たしかに書いている間は1人だけど
その仕事はどうやって持ってくるのか。
結局はコミュニケーション力が要なのである。
ひとりぼっちで仕事は作れない
口下手のせいで仕事がうまくいかない。
ずっと悩んでいた。
自分らしく働く方法はないか。
暇さえあれば検索し、ようやく見つけた。
それがWebライターだった。
一念発起して退職。
オンライン講座でWebライティングの基礎を学んだ。
さぁここからはバリバリ働くぞ!
誰か仕事を持ってきてくれ。
……というわけにはいかない。
じっとしていても自然に仕事が舞い込んでくるなら
もっと多くの人が成功しているはず。
名もなき自分を売り込まなければならない。
どうやって?
DMを送ったり、実際に会いに行ったり。
つまりはコミュニケーション力。
結局ここに行きつく。
コミュ力無しで一から仕事を作り出せるわけがない。
ちょっと考えればわかることだ。
自分の甘さにゾッとする。
仕事獲得はライターコミュニティから
初めての仕事はクラウドソーシングを使って獲得するといい。
わたしもそうだった。
それはよかったのだが、次のステップへ進むために
ライターコミュニティでの人脈形成をもっとがんばるべきだったなと思う。
わたしが入っていたコミュニティにはいろんな人がいた。
Webライターになりたい人ばかりではない。
自分の商品を売るためにライティングを学ぶ人。
電子書籍の出版代行を仕事にしたい人。
それに、Webライターにもいろいろあって
インタビューライターとかセールスライターとか
専門ジャンルに特化したライターとか。
だから
コミュニティの人たちは、仲間でありライバルだけど、営業相手にもなりうる。
たとえば電子書籍の出版代行をやりたいなら、まずは実績を作る必要がある。
誰に頼むのか。
知り合いに本を出したい人がいるならラッキーだけど、いない場合はなかなか厳しい。
誰だって得体の知れない人にお金払って本作りを頼むなんてことはしないだろう。
そんなとき、コミュニティの人たちに声をかければ
のってくれる人がいるかもしれない。
ふだんからコネクションを形成しておけば
何を目指しているどんな人なのかを認識してもらえる。
そしてついに顧客を募集しますとPRを行い
初回モニター価格で提示すれば
あぁ、あの人でこの価格なら頼んでみてもいいかなと考える人は何人かいるはず。
自分もしくは商品のPRにもなるからWin-Winである。
あとは、同じ人と継続的に仕事するもよし
横のつながりから別な人と新たに仕事するもよし。
インタビューライターになりたい場合も同様に
コミュニティの人にモニター価格で募集する。
自分を語りたい、知ってもらいたい人ならのってくれる可能性は高い。
良好な人脈形成が築ければ助け合いの精神が生まれる。
今度はこちらから依頼しようという具合に。
下心ありきで近づくのはあまりいい気分ではないという意見もしかり
生き残りをかけたレースでそんなキレイ事など言っていられるかという意見もしかり。
人脈形成の必須アイテム:X(旧Twitter)
Webライターの主な交流ツールの一つにX(旧Twitter)がある。
わたしは二度とやらないと決めていた。
推し活で疲れてしまったから。
それでも、先輩方の言うことを聞き仕方なくアカウントを開設した。
同期のライターたちはさかんに交流していた。
Xを使ったことがないという人も結構いたのだが
まるで以前から親しい関係だったかのようにスムーズだ。
きっと心から楽しんでいたのだろうし
心から仲良くなりたいと願って積極的に活用していたのだと思う。
わたしはXの使い方には慣れていたのに
交流に対しての後ろ向きな姿勢を改めることはできなかった。
効果的にXを活用できている人は次々に仕事を獲得していく。
孤独を決め込んだわたしは低単価ライターから抜け出せない。
わたしの知らない情報をみんなが知っている。
あの人の講習にこの人と行ってきました!
なにその講習。どこで知るの?
人脈がなければ知らなくて当然でしょうね。
Webライターには会社員以上のコミュニケーション力が必要
コネなしスキルなしの人間が1人で仕事を作り出すというのは壮大なギャンブルだ。
これを成功させるためにはどこへでも行き、誰とでも会うくらいの覚悟が必要。
ライターコミュニティだけでなく、さまざまな勉強会や懇親会に参加し
著名なライターに顔を売る行動力も必要になってくると思う。
交流が苦手だなんて言っていられない。
むしろ会社員以上のコミュ力がなければWebライターなんて務まらない。
これも、Webライターに対するわたしの誤解だった。
おわりに
Webライターを辞めてからは再び就職しました。
相変わらずコミュ力の無さに悩む日々です。
無理して疲れて、また変なこと言ってしまったと落ち込んで。
でもそれは決して自分だけではない。
人あたりのいいあの人も、実は無理しているのかも。
そんなふうに考えられるようになったのは成長かなと思います。
逃げてはいけない。
コミュ力が無いなら、無いなりに努力しなければ。
Webライターも同じなんですよね。
これからWebライターを目指す方には失敗してほしくないので。
本記事の内容が少しでも参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。